精神科

2001年10月29日
精神科に行ってきました。
精神科の先生達はみんな温厚のようです。
常に目じりに皺を寄せて笑っていらっしゃったり、ゆっくりと落ち着いた感じで話をされたりしていました。
しかも一人の患者さんに対する診察が30分にも及ぶ事もあり、聴診器、打鍵器を使わず病歴聴取のみ。
医者と言うよりカウンセラーの印象でしょうか。
「この人なら話せる」と思わせる事がやはり重要であるようです。
1、患者に話す間を作る
2、患者の言葉を繰り返す(理解している事の意思表示)
3、患者に興味を示す姿勢 etc
励ましたり、患者を否定したりするのはタブーです。
これでどこまで深く話してもらえるかが大事になってきます。

しかし例外が1つ。
アルコール中毒患者は厳しく接するといいみたい。
意志の弱さからアルコールに手を出す人が多いから治療入院の前には一度突き放して、患者に反省を促す事をやるそうです。でないとまた戻ってきてしまうとの事でした。
「あんたの人生だからこのまま飲みつづけて死ぬのは自由」
「病院内で酒を飲もうものならすぐに強制退院」 
こんな優しげな先生にこんな事がいえるのか・・・

外来患者では鬱の患者が一番多かったです。
特に若い女性。
男より繊細なのでしょうか、校長や店長との諍いなど上司との揉め事でリスカット(手首きり)したりするくらいに追い込まれるパターンが多かったです。
そしてリストカットする人のコメント「血を見ると安心する」と言うのはどういう感情から来るのだろうか・・・
とにかく鬱は治る病気であるから「精神科」と言う名前に抵抗を示さずに来て欲しいと先生はおっしゃってました。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索